ぴりっと痛い口内炎。
一度は痛い思いをしたことのある人、多いのでは?
主にビタミンが不足することで起こると思われていますが、
ビタミン不足以外の原因で起こる口内炎もあるのです。
口内炎の原因と治し方、予防法などをまとめてみました。
一番よく知られている原因がこれです。
主にビタミンB2が不足して口内炎になる
ことをご存知の人も多いのではないでしょうか。
口内炎になると、
ビタミンBをサプリで摂取して治す方法が一般的です。
ケナログ、アフタゾロンなどのステロイド薬を
患部に塗る方法もありますが、栄養バランスの乱れは、
その根本となる原因を解決しないと、
少しよくなってもまたすぐに再発しかねません。
口内炎に有効なサプリとしては、チョコラBBが有名ですね。
日頃、パンやうどん、カップラーメンなどの偏った食事が続いていると、
野菜が不足して口内炎が出来ることがあります。
レバーや卵、納豆、チーズ、ゴマ、うなぎなど、
ビタミンB2を多く含む食材を意識して摂ることは有効な手段です。
またその他の栄養素もバランスよくとりいれましょう。
ヘルペスウィルスに感染すると、
唇に白や透明のぶつぶつが出来ますが、
口の中に口内炎を作ることもあります。
ヘルペスに感染している日本人は多く、
60%の人がヘルペスウィルスを持っているという報告もあります。
一度感染すると、ストレスや疲労で免疫力が低下したときに、
再発を繰り返す病気でもあります。
ヘルペスは人にうつるので、発症した場合は、
食器などを他の人と共有しないよう気をつけましょう。
マスクなどで対策するのも手ですね。
ヘルペスは放置しても数日で症状がおさまりますが、
完治するわけではなく、上に述べたように再発しやすい病気です。
早めに皮膚科を受診して、正しい対処法をドクターに指導してもらうことをお勧めします。
鎮痛薬や抗ヘルペスウィルス薬なども処方してもらえます。
カンジダ症というと性病だと思う方もいるかもしれませんが、誤解です。
カンジダ真菌は誰でも持っている常在菌の一種です。
抗生物質やステロイド薬を長期間使用していて、
口内の常在菌のバランスが崩れると、
白い苔のようなものが舌や唇・頬の内側などにぽつぽつと
出来ることがあります。
苔がはがれると、赤くただれ、炎症となり、
食事や飲み物を飲む際に激痛が走ります。
カンジダ菌というのはカビの一種なので、
抗真菌剤を含む水でうがいをする、軟膏を塗るという治療法が一般的です。
現代人は、自覚しているとしていないとに関わらず、
様々なストレスにさらされています。
そしてストレスは、
心や身体に思いがけず大きな影響を与えることが多いのです。
疲労やストレスが蓄積すると、新陳代謝が低下します。
速やかな新陳代謝が滞ると、
口の中の粘膜表面や舌の表面が荒れることがあります。
さらにストレスは、唾液の減少の原因ともなります。
疲れている方、口の中が乾いていると感じたりしませんか?
唾液は口内の細菌を洗い流す役割も担っています。
そのため、
新陳代謝が滞る→口の中が荒れる→唾液が少ないため細菌が繁殖し悪化、
という悪循環が発生することになります。これがストレス性の口内炎です。
ビタミン剤を飲んでも回復しないという方は、
このストレス性の口内炎を疑った方がいいかもしれません。
その場合、口の中に細菌が繁殖しているので、
積極的にうがいをすることが推奨されます。
洗口剤を含む水で定期的に口をゆすぐと効果があります。
頑張っている人は、
自分が頑張っていると認めない傾向があります。
しつこい口内炎に悩まされている人は、
自分が頑張り過ぎていないか、振り返ってみるのもいいかもしれません。
バランスのよい美味しい食事を食べ、
パソコン画面やスマホを見つめる時間を減らして、
長めのお風呂で疲れを取る、質のよい睡眠を心がける、
など、心と身体を休めてみてください。
口内炎が出来ている間は、タバコやアルコールは控えましょう。
口の中は、内臓に直結している粘膜です。
口内炎のような症状は、本人が気づいていない疲労やストレス、
その他の不調を「気づいて!」と発信している、
身体からのサインとも言えます。
我慢したり放置したりせず、何が原因なのか、
自分と向き合ってよく聞いてあげてくださいね。
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