皆さん、貯金してますか?
ネット銀行やおサイフケータイなども発達した現代ですが、
本物のお金を入れるタイプの貯金箱じゃないとイヤ!という人もいるのではないでしょうか?
豚の貯金箱は昔から定番ですよね。
あの可愛らしい丸いフォルム。一度は見たことがある人も多いはず。
ところで、あの豚の形の由来はどういうものなのでしょうか?
豚の貯金箱は、日本独自のものではありません。
ヨーロッパを中心とした各国では、昔から豚の貯金箱が作られていたようです。
豚は多産の性質を持ち、古くから富と繁栄の象徴として縁起のよい動物とされてきました。
そのため、お金と結びつけて考えられ、貯金箱のデザインにも用いられたようです。
昔のヨーロッパでは、Pygg(ピッグ)というオレンジ色の粘度で食器などを作っていました。
あるイギリスの職人が、その粘土を使って「Pygg」の貯金箱を作ってほしいと頼まれたのを、
「Pig=豚」と勘違いをして、豚のフォルムの貯金箱を作ったのが始まり、という説があります。
他にも諸説ありますが、豚の丸い身体と短い脚という全体のフォルムがデフォルメしやすく、
コインがたくさん入る貯金箱にふさわしかったというのも、理由のひとつではないでしょうか。
ヨーロッパだけでなく、中国や、お隣の韓国でも、豚は人気のようです。
豚の貯金箱は、日本とは比べ物にならないほどポピュラーで、韓国を旅行すると、
街のあちこちで豚の貯金箱を売っている風景を目にすることになります。
韓国では、夢に豚が出てくると、お金が貯まるという言い伝えがあるそうです。
それもあって、貯金箱=豚というくらい、愛されているんですね。
日本で言えば招き猫のようなものでしょうか?
どちらも、縁起のよさに加えて、その可愛らしい外見も、人気の理由ですよね。
電子マネーを便利に使える時代ですが、
だからこそ、コインを1枚1枚入れるタイプの貯金箱も、
お金の価値を改めて感じられていいかもしれませんね。
豚の貯金箱を使ってみよう!と思われる方は、是非各自工夫して、貯金を楽しんでみてくださいね。
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