車を購入する際に
必ず付いているエアバック。
安全のために付いていますよね。
でも、なぜ付いているのか?
どうしてあるのか?
などと、考えた事はありませんか?
事故を起こした時に衝撃を受けて
開くみたい・・?と言った
漠然とした事しか分かりません。
一度、しっかりと見てみましょう!
エアバックについて
何か知れる事があるかもしれませんね♪
目次
エアバックは、万が一の事故の時
人の瞬きより早くふくらみ
ステアリング・ホイール、
ダッシュボード、フロントガラスなどに
直接ぶつかる衝撃を和らげる物です。
普段は目に見えない、安全装置ですね☆
車の前部分に付いているサテライトセンサー(衝突検知センサー)が
衝突を検知して、ECU(衝突診断回路)に信号を送ります。
サテライトセンサーから送られた信号とをECUが演算し
ECUの中のセンサー情報と合わせて
衝撃のレベルを判定します。
ECUがエアバックをふくらませる必要があると判定すると
インフレータ(ガス発生装置)に点火指示を出します。
インフレータが着火され
燃焼による化学反応でガスが発生し
エアバックがふくらみ始めます。
事故の衝撃が乗っている人まで到達し
乗っている人が慣性力で前へ移動を始めます。
この時にはエアバックのふくらみは完了していて
乗っている人を受け止める準備が整います。
乗っている人の持っている運動エネルギーは
車体のつぶれとロードリミッター、エアバックで吸収されます。
エアバックは補助拘束装置という意味で
名前からも分かるとおり
シートベルトの補助装置となります。
シートベルトを着用する事で
効果を発揮するシステムなのです。
以上の流れが、エアバックの展開の動作と仕組みになります。
エアバックを開発したのは
何と、日本人!!
そこには悲しいエピソードも・・・。
小堀保三郎さん。
この方が、発明者です。
事故の時に私たちの命を守ってくれるエアバック。
発明したタイミングが早すぎたため
特許の有効期限の20年間は実用化されませんでした。
発明者は費用の捻出に苦心しながらも開発を継続しましたが
夫婦でガス自殺をしてしまいます。
日本の企業ではなく、メルセデスベンツでした。
火薬使用が当時の日本の消防法に当たってしまうため
日本でエアバックが開発される事は無かった。
車体の衝突から検知から、人が衝撃を受けるまでの
短い時間で展開しなければならないため
火薬の使用が不可欠でした。
1975年8月30日午前
開発費用の捻出の困難を理由に港区三田の事務所内にて
妻の艶子さんとともにガス心中しました。
享年76歳でした。
一連の発明から11年すでに特許の有効期限は残り数年に迫っていました。
仮に実用されたとしても
大きな利益を見込めるとは言えない時期にさしかかっていたのです。
エアバックの開発にとても苦労を成されたよう・・
最期はどんな思いで、心中したのだろうか、と・・・
最後は心苦しい思いで終わる事になりました。
そして、エアバックとは
シートベルトを着用して初めて効果が発揮される事が
分かりました。
しっかりとシートベルトをしましょう。
出来れば、エアバックがふくらむような
事故は起こさないように日ごろから安全運転を心がけたいですね。
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